ケールを主原料としている青汁は苦くて青臭いです。これは今ほど普及する以前のことで、現在はどの主原料を使用していても飲みやすいものがほとんどです。加工方法によって飲みやすくなっていたり、複合成分によって栄養素を付加するとともに飲みやすさを追求していたりする製品が多く販売されています。ケールはキャベツに似たヨーロッパ原産の野菜ですが、苦味が強いので日本では野菜としてはほとんど普及していません。むくみの改善に効果のあるカリウムや便秘の改善に効果のある食物繊維が豊富に含まれているので、美容に敏感な女性には早くから注目されてきました。しかし、豊富なビタミンやミネラルが一括で摂取できるとしても、子どもや高齢者には飲みにくいです。
みずみずしい大葉
この点を改善できるのが大葉を主成分とした青汁です。大葉は青じそのことで、サラダや刺し身のつま、薬味などに多用されている野菜です。繁殖力が旺盛なので、いつの間にか庭に生えていたという人も多く、家庭菜園で栽培しやすい野菜のひとつですが、東洋医学では主にアレルギー対策用の薬草として用いられています。注目すべき点は抗ヒスタミン効果のあるルテオリンやαリノレン酸が含まれていることです。これらは今や国民病とさえいわれることがある花粉症の症状緩和に役立ちます。他の栄養素には強い抗酸化作用を持つベータカロテンがあります。加齢や生活習慣の乱れなどによって発生する活性酸素の働きを封じ込め、免疫力をアップさせるのに効果を発揮します。さらに、鉄分とビタミンCも含まれているので、女性がかかりやすい貧血の予防効果も期待できます。この他、脂肪の燃焼に必要なビタミンB2は、肌の活性化に必要なビタミンEも含まれています。何より、苦味や臭みがなくジュースに入れても非常に飲みやすいのが特徴です。中にはケールを主成分とした青汁に大葉を加えている製品もあります。栄養素も強化されるだけでなく、苦味が緩和されて飲みやすくなるので、老若男女が愛飲しやすくなっています。